性能

室内の暖気や冷気が逃げないように、また外気温の影響を防ぐ能力を断熱といいます。Ua値という数値に変換でき低いほど断熱効果があると言えます。K-LIVINGは平均0.42W/㎡kーを実現。壁面を断熱材で覆うことで能力を発揮します。冬は暖房の熱が逃げず、夏はクーラーが効きやすい、年間通しで決適な空間を保つことができます。ランニングコストを考えると断熱材は、お家の燃費を良くする優れものです。お部屋だけでなく、家中の室内温度差を小さくするため、ヒートショックの心配も少なくなります。

K-LIVINGでは高性能グラスウールを採用しています。外壁側の壁内に詰め込むことで、家の外側からの影響を受けにくくします。また、気密シートと合わせて施工し、家の中の湿度、暖気、冷気を逃げにくくしています。施工の際には年数が経過する事による断熱材の沈下が無いように下地のパネルに厳重に接着しています。

気密の数値をC値といいます。その値が小さいほどお家の隙間が少なく、気密性が高いとされています。K-LIVINGでは断熱材の上から厚さ0.15mmの気密シートを採用し、繋ぎ目に気密テープを使用することでC値：平均 0.3㎠/㎡を実現しています。気密がしっかりとれていれば、お家の中の温度、湿度を少ないランニングコストで維持することができ、温度差の少ない快適な環境を実現できます。

空気がもっとも汚染されているエリアは床下30cm。大事な空間を守るためにK-LIVINGでは「人と地球にやさしい換気システム」を採用しています。床面に排気口を設けることで、室内のハウスダスト・花粉、においも効率的に排出することができます。また地中熱を利用した効率の良い熱交換を行うことで、冷暖房負担を軽減。計画的な排気位置にすることで汚れた空気を無駄にしない安全な換気を実現しました。

K-LIVINGでは、日本の伝統的な木造建築構法「木造軸組在来工法」に加え、「4面耐震パネル」を採用しています。外墜の骨組みに「4面耐震パネル」を組合わせることで、家の線（骨組み）で支えていたものが、面（4面耐震パネル）で支えることができるため、耐震強度を高めることに繋がります。パネルは合板の24倍以上の強度を持つnovopanSTPⅡを採用しており、震災レベルの地震にも耐えられます。

床下の骨組と無垢の床材の間に、厚さ24mmの合板を使用しています。この工法によって床面の強度が上がり、剛床としての床の高い耐久性を実現しています。剛床とは建築構造物における床のうち、風荷重、地震荷重などの水平荷重（横からの力）に対して無限の剛性と耐力を持ち、絶対に水平方向に変形することのない床のことを指します。

太陽の熱は窓を通してお部屋に差し込むことで、暖房になり、遮ることで熱をお部屋に入れない工夫ができます。冬と夏の日差しの違いをふまえた窓の設計こそ自然とともに快適に暮らす考え方です。南側の窓から入る日ざしの量は、冬（1月）は夏（8月）の約2倍。南側の窓から入ってくる熱を無駄にせずに暖房に活かすことができます。

風通しがいいと、夏も涼しく過ごせる上、感染症のリスクも抑えられます。きれいな空気を取り込むためK-LIVINGの家は工夫して設計しています。夏の湿気と温度を抑えるには、南北に吹く風の通り道を作ることが重要です。そのために建物の配置計画と間取りの両方に配慮しています。